タッセル界の第一人者、カナダ恵子先生の新刊「暮らしを楽しむタッセルLesson」が、2019年1月30日、主婦の友社より発売されます。今月末が待ち遠しい!!です。
当然、まだ拝読できていない状態ですが(昨日、最終原稿を入稿されたとか)先生からのお話をお伺いした感じでは、タッセルを後世につたえるための惜しみない内容のように感じとりました。
表紙を拝見しただけでも、直接、ご指導賜りました私たち生徒には、あ!あの作品!!と心浮き立つものがあります。でも、同じ色合いでなかったりして、この新刊のために、新たにお作りになられたのが分かります。既にあるものから、本の構成をしていくのではなく、新たに、というのは大変なことなんですよ。情熱をもって、本作りに臨む先生の姿勢を感じます。

カナダ恵子「暮らしを楽しむタッセルLesson」

作り方のプロセスを載せるというのは、教室を開いている側からすると、生徒さんだけでなく、ハウツーだけを盗んでいくという方の手に渡る、切ないことでもあります。でも先生のすごさは、ご自分でデッサンに出かけて気がついたこと、感じ取ったことから、デザインを起こしておられるのでオリジナリティが高いことです。「所詮、マネはマネでしかない」という誇りがなければ、この御本は出版できないと思いますので、タッセルの技術を後世につなげ、多くの方にお愉しみいただけたらという気持ちが込められていると想像しました。実際、最初の段階で、工夫をしないと完成しない手わざもあったりするので、材料を購入しただけでは作れないことをレッスンでは教えて頂きました。是非、レッスンにも通われてくださいね。

先生のレッスンで、私が一番愉しみにしていたのは、直接に、ご指導頂けることは勿論ですが、先生が描かれたタッセルのデッサン画が挿絵に大きく入ったテキストを頂けることでした。先生のデッサンは、それはそれは美しいです!そういうことは、マネの人には出来ないことです。卒業した立場の私のことも、いつも気に掛けて下さって、昨日も素適なお言葉を頂きました。

『歳を経ることは悪いことではないのよ。老いを諦めてない時は、若い時と同じように、しゃかりきに動こうとするけども、今は皆さんが助けてくれる、それがありがたいし、素適だなと思うの。』

何でも自分ひとりでやろうとするのは格好よく見えるかもしれないのですが、ある程度は、人に頼って生きることも大事、人様とのご縁に感謝する心も大事、私も先生の御年齢に達するまで現役で教室を続けられるか分からないですが、長いような、短いような人生に、数々の彩りをくださった先生には感謝の気持ちでいっぱいです。

現在、アマゾンで先行予約受付中です。どうぞ多くの方に手に取って頂きたいと思います。手作りのタッセルで、暮らしを楽しみましょう!

カナダ恵子先生のサイト
http://keiko-kanada.com/