アートプリントジャパン社「ばらの香りカレンダー2023」7月を担当させていただきました。
幼少時代から花は無類の関心事でした。はじめて書けるようになった漢字が「花」
よほど嬉しかったのか、母のお菓子の本に「花」「花」「花」と油性マジックで書いています。
名前を知ることで、自分との距離が近くなった気がしたのだと思います。自分の名前は、まだ「ひらがな」なのに(笑)

誰もがきっと、好きなものを身近に感じて嬉しかった経験はおありだと思います。この嬉しい気持ちを、自分の人生かけて追い求める「何か」につなげるよう、毎日を過ごせたらいいなと思うこの頃です。
はやくウクライナの戦争を終結させたい、多くの犠牲を払って何の意味があるのでしょう。

ばら Jardan a la Creme ジャルダン・アラ・クレム(市川バラ園)
きりっと整った三角形の剣状咲きではなく、庭園に咲いていそうなリラックスしたバラのような印象をもつバラたちです。ひとつの種類を言っている名前ではなく、シリーズ名だと思います。市川バラ園さんの違うシリーズの「ジャルダン・パフューム」その名前が「庭園の香り」ですから、とても香りが豊かで存在感のあるバラ。こちらの「ジャルダン・アラ・クレム」はクリーム色のバラたちを集めたシリーズですが、こちらも香しいバラです。つぼみが、ちょっと緩んだ時が一番、それぞれの品種の個性が際立っていました。花びらが貝殻のような切り取ったような縁取りあり、波打った形あり・・・どれも同じでなくて見飽きない!!この写真だと満開になっているので、ちょっとわかりづらいですね。3本のアリアムが落ち着いた色みで、違う個性のばらをまとめてくれたと思います。花市場でバラ、アリアム、矢車草、スカビオサに射抜かれた朝が懐かしい写真です。帰り道の高揚した気分を思い出します。