バラ クロードモネ

アートプリントジャパン社「ばらの香りカレンダー2019」の7月を担当させていただきました。

お友達のお庭から摘ませて頂いたバラ”クロードモネ” こんなに色の幅が広いですが、1種です!
咲き進むごとに変化していきます。つぼみの時は濃いピンクなので、咲き進むと、だんだんと黄色の刷毛で描いたような絞りが入ってくる花びらが目立つようになり、アプリコットオレンジとピンクの混ざったような印象に変化していきます。最後は淡い感じになっていきます。写真では中心が閉じていますが、ロゼット咲で、もっと花びらギッシリ感が味わえます(この年は、中心が丸い感じのままでしたが)

香りも、フルーツ香だったり、渋いティーローズの香りだったり、ばらつきがある気がしました。

コンパクトな直立の樹形で、一本あると、お庭にインパクトある存在になりそうだな、と思います。
こういう花の変化を楽しめるのは、庭で育てるバラならではだと思います。そして、切ってからの花もちの良いこと。庭でもゆっくり咲いていくので、長い期間、楽しませてくれそうですね。

実は、庭のバラを切ると、急に気温が上がる時期でもあるので、もって1日~数日、状況によっては数時間ということもあります。帰ってから、そのほかの花材を買いに行って・・・というのは無理だし、庭での開花も待ったなし!!なので、記念撮影的に撮った写真が採用になりました。

自宅の野ブドウのツル、しもつけそう(ピンクの粒状の花)、うつぎの斑入りの葉、オルレアの白い花、白の点々が可愛いアイビーとあわせて。記録的な写真ではあるのですが、水の綺麗さが出るような光にはこだわったので、初夏の7月と、この花の持つ「おおらかそうな雰囲気」にはあっていたかなと思います。下に添えた植物図鑑、せり科の植物のページで、オルレアに似ている図頁を選びました。

デルパール社 クロードモネ 中輪咲きのコンパクトな樹形は珍しいと思います。お庭に、はつらつとした、おおらかそうな雰囲気を取り入れたい方にお勧めです。