ガーデンローズの魅力 4月のカレンダーから
アートプリントジャパン「ばらの香りカレンダー2019」年の4月写真を担当させていただきました。
自宅のバラとお友達の庭のバラの摘みたての感じでバサッと花瓶に。暑い日で、いつ散ってしまうか、はらはらしながら、お友達の家から急いで帰りました。
今回の主役、桜色のバラは“スピリット オブ フリーダム” Spirit of Freedomです。自宅のベランダで鉢で育てています。背丈はイングリッシュローズの中では大きく育ち、茎もしなやか、真っすぐ伸びるので、壁にははわせたり、アーチ、パーゴラにも使い勝手が良いと思います。やわらかい花びらの数もとっても多くて、ふんわりしたバラが自分の背丈よりも高いから降り注いでいる姿に魅了され、数年前に我が家にやってきました。
テーブルに置いてある大きい白バラは“トランクウィルティー” Tranquillityです。普通はもっとびっしりと花びらが付くのですが、この時は可憐に咲きました。花びらは固めなので、しっかりした花形のまま咲き進みます。
小さい白バラは“白レンゲ” しろれんげ、のほうが可憐な名前な気がする。れんげ草の花を彷彿させる花です、お友達の庭のバラで、私はこれが一番好きで、これ欲しいなぁ~、と思っていたら、母が「白い小さいバラ、プレゼント」と鉢植えが置いてありました。それが2月のカレンダーの写真の“サマースノー”です。かなり花の印象が違うのと、伸び方が違うのですが、これも何かの縁だと思うので、育てることにしました。棘がないのがナイスです。母は植物は詳しいですが、バラについては詳しくないので、何でも可愛いと思っている節があります。その結果、育てるのが大変な子を庭に招いてしまったりします(笑)
後ろ姿だけですが、中ぐらいのグレーっぽいライラックカラーのバラ“アッシュウェンズデー” Ash Wednesday これは、我が家の庭で最も大きく育っているし、私の大好きなバラなので、よく記事にも書いているかな、黒点病には弱いけども、それ以上に、葉っぱの柔(やわ)やわした感じが好きです。守ってあげたくなりますね。花の印象ともお似合い。
オルレアは花も種も野性的で好きです。宿根リナリアとオルレアはお友達の庭で繁茂しているので、いつもいっぱいお土産に頂きます。銀葉アカシア、ルー、ビオラ、セネシオは我が家の鉢から。産毛の可愛い銀葉が我が家には多いですね。優しい色合い、細い枝、やわらかい葉は、繊細で好きです。さわり心地の気持ちよさ、眺めるときの風にたなびく姿・・・リラックスしたガーデンライフを4月の写真に選んでいただけたことは、緊張の多い月に、ふっとチカラを抜こうよ、という意味がある気がしました。
切り花で楽しむ以外にも、庭で育てる魅力をお伝えできればと思います。