アート・プリント・ジャパン社、ばらの香りカレンダー2021年、3月を担当させていただきました。

バラは、カタリナ(卵色)、シャンパン(アイボリー)です。
輝く光の色ですね!でも賑やかになりすぎないよう、シックな背景になるようスタイリングしました。葉物、小花も褐色、青、グリーンで黄色の元気さをトーンダウンさせています。

バラも好きですが、球根植物も好きです。土の中にいる時間が本当に長くて、春が来ると一瞬で咲き進んでしまう、ガーデナーにとっては待ち焦がれる存在。その気持をフラワーアレンジに詰め込んでみました。花の細長い黄色のチューリップ”ストロングゴールド”、花びらが丸まった小さめの白いチューリップは”ホワイトリバースター”、トランペットのような黄色花は”キルタンサス”
キルタンサスは、他の色も可愛いですよ。ピーチ、ピンク、オレンジ、どれもフルーツのような色あい。

写真的には、白が陰影を持って表現できていること、そこにこだわりました。いや、当たり前なんだけどね、と思っていても人によっては違うポイントなのです。感覚は人それぞれ。立体感よりも色彩の表現の描き方があるように、写真も影のこだわりは違って当然だと思うのです。
商業写真なので、自分の好きよりも、求められているものを表現できるかが大事なので、特に個性をださないよう、オーダーを読み取って、務めるのが大事かと考えています。