田園風景と紫陽花の撮影に誘われ、石井さんが車で開成町に連れて行ってくださいました。基本、私は自分から人様を誘うタイプではないので、友達とお出かけは珍しいです。運転、ありがとうございました!それにしても、あまりに晴れすぎで、ひまわり畑とか、フルーツ狩りだったら、盛り上がったのでしょうけども、ふたりして、紫陽花とカンカン照りは似合わなさすぎるねと笑う道中・・・道行く人も基本的に足早となってます。

アナベルの群生と、田んぼ。アナベルが、これだけいっぱいあるのも珍しいです。欲深さを捨てないと、白だけの庭は作れませんから、この企画力に感動。

 

 

幼少の頃、山口市朝倉というところに住んでいて、隣が田んぼという環境に1年、懐かしい感じがします。広大な土地で隠れんぼをすると、いつまでたっても見つからないので、場所に制限を設けて、かくれんぼしてました(笑)これだけ背の高い繁みがあったら、ちっとも見つからないですね。右下に道路を写しているのは、ここが写らないとアナベルの背の高さが計り知れないからです。立派に成長しております。

 

 

でも、稲の生長をさまたげるほどの茂りになるのは問題があるので、適度に整えられています。遠くに富士山の頂上だけが見えます。稲を間近で見るのも、久しぶりだな~

 

 

そして、開成町は、足柄茶の産地でもあります。綺麗に刈り込まれてますね~、気持ちいいほどです。お茶って、相当な茶葉を使って、やっとお茶になるのです。ありがたい飲み物なのです。相当な畑も必要ですね。自分で摘んで、揉んで、お茶にしてみたい!それでプロの仕事のすごさを知りたいです。

 

 

子供の頃、田んぼのあぜを歩くと、稲が幾何学模様になって見えるのが、自分を追っかけてきているようで(目の錯覚なのですが)、面白かったことを思い出します。という角度から撮影してみました。田んぼの端まで機械植えができる田だと、特に、その傾向があったのを思い出しました。(端の方は手植えが多いです)

 

 

おたまじゃくしも、いっぱいいましたよ。大きさから、いろいろな種類のカエルがいることが分かります。子供の頃、水がぬるい温度になると、生命が育まれるのだなと思ったものです。アマガエルのおたまじゃくしを捕まえて、飼っていたのですが、隣が田んぼなので、いつのまにか、カエルになって、いなくなってしまっていました。
紫陽花は案外と日当たりが好きな植物で、花芽をつけさせるのには、日光が必要なのです。だから、この日差しが強いのは、本当は適しているのですが、やっぱり「紫陽花=梅雨=露」なイメージが日本人としては強いかなぁー

 

 

農業用水も豊富な水量です。「昨日、雨が降ったから?」と石井さんと会話していたら、写真愛好家とおぼしきオジサマに、「この水は丹沢の水がここに流れてきていて、ここの畑は天皇家に献上されるお米を作ってるんだよ」と教えられました。そうなんですね!ありがとうございます。どこで出会っても、写真愛好家のオジサマは、何かしらの情報を必ず教えてくれます。ぜったいスルーされることはありません。

 

 

今年は若干、紫陽花の成長が小さ目なのだとか。花芽のできる時期も遅い紫陽花にとって、今年の春の冷え込みが続いたことは、成長が遅かったと思います。でも花の時期としては最高に綺麗な状態でしたので、なかなか快晴の紫陽花という得難い体験もできて、満足でございました。縦写真が、次回に続きます。

この写真は、田んぼのあぜに立つバーバスカム。立派に育っとります。遠目に見える針葉樹と対比になるように撮影してみました。銀葉が見事です!