長年、共にあったばらと突然の別れ

母はガーデニングの知識も経験も豊富ですが、バラは手がかかると思って手を出しませんでした。ひとつは転勤族だったから、引越す時に持っていけないと思っていたのかも知れません。私は結婚したら庭にバラを植えたいと願い続けていて、そうはいっても同じく転勤族だったため、鉢で育てられて、丈夫で・・・と絞りに絞って、条件を叶えてくれる子はこの子!と選んだバラ”ヘリテージ”25年前のことです。
その後の度重なる引越にも、人生の転機にも、ずっと見守り続けてくれた小桜インコと同様、家族といってもいいと思います、2月に外壁塗装があり、高木の隣で同じく大きく育っていたのですが、足場で踏まれて、根本から裂けて、運命を終えてしまいました。

ショックが大きくて。

たかが植物とは思えない存在だったことを、今も思います。
在りし日のヘリテージの写真。いままでありがとう。そして、守ってあげられなくてごめん。
3ヶ月たって、あるはずだった場所にない、地面をみると、まだ生えてくるんじゃないだろうかとか、ありもしない期待で眺めますが、ある訳もなく・・・

バラ ヘリテージ